電源ノイズの影響は貴方が想像する以上に大きなものです。
しかし、それは無くなってみなければどれ程影響していたのか?は解りません。
1995年にIPT1500を開発し、IPT3000 4000An 4000A 1000An 800Anと続いてきましたが
サウンドデンの経緯は電源環境との戦いの歴史と言っても過言ではありません。
AC100Vとの決別の為にバッテリーによる直接駆動(DC-DCコンバーターを使わない)アンプやCDプレーヤーまで開発致しましたが、やはり無限とも言えるAC100Vのエネルギーを最大限引き出す事が音楽再生には不可欠との結論に達しました。
家庭用大容量トランスでは世界初であろうFM(ファインメット)コアーによるIPT4000Anが完成したのが2004年、アナログハイパワーアンプの良さを極限まで引き出す事に成功し、ハイエンドオーディオマニア達を驚嘆させました。以後、ディジタルアンプの省電力化に伴いIPT1000An 800Anへと移行しましたが、環境の変化に伴い更なる改良が必要となりました。
太陽光や風力発電などバッテリーへDC(直流)を蓄電し、インバーターを使わなければAC100Vを作り出せない再生可能エネルギーは一見ローノイズの様に思えますが、むしろ盛大なスイッチングノイズを撒き散らす結果となっています。このノイズはアースに混入するコモンモードノイズを大量に含み、オーディオにとって劣悪な状況がどんどん加速しているのが現状と言えます。
「昔はもっと良い音だと思っていたのは貴方の耳の所為ではなく電源の環境変化」
これを防ぐには、完全にAC100Vと分離できるアンプ方式電源がベストの様に思えますが、これには大きな落とし穴が有るのです。効率を重視しなければ大変な発熱量となるこの方式はアンプ自体の歪みが多く、質の良いオーディオアンプも電源アンプの音となり、何より容量に制限を受け生演奏のエネルギーが出て来ません。
ただ綺麗になるだけで、躍動感の無い、そこでステレオが鳴っている様な音を真の音楽ファンが望むでしょうか?
「コモンモードノイズで汚れた地球からオーディオ機器を分離」
地球へアースを取っても取れないコモンモードノイズを取るには上質なコモンモードノイズフィルターが必要となり、やはり飛び抜けた音質のファインメットがベストです。
FMフィルターを入出力個別に備えたIPT800Af 1000Afシリーズは現代のオーディオ機器にとって正に救世主であり、生演奏を目指すオーディオファンの必需品です。オーディオ機器を生かすも殺すも大元の電源次第!如何に高級機であっても結果(音質)は出て来ません。心から音楽を楽しめるピュアオーディオ専用電源 Afシリーズでこそ、名演奏の名演奏たる由縁が解ります。
きっかけは急ぎのSC(SuperCryo)処理。
新型ディジタルケーブルSDC-STをSC処理する事になったものの、必要な体積とはならない・・・
試しにIPT800Anを丸ごと処理してみるか・・・
という「勿体ない」が事の発端でした。
戻ってきたIPT800Anを接続し、音が出た瞬間
あ〜何でもっと早くやらなかったのかという思いが頭を駆け巡ったのです。
試聴室の構成はIPT1000Anをパワーアンプに 800AnをCDトランスポートとD/Aコンバーターにと、現在ベストの状況となっていたにも関わらず、何とたった1台のIPT800An/SC処理に全く歯が立たなかったのです。
堰を切った様に溢れ出るエネルギーに唖然とし、私が求めていたのはこれだ!!!
時間を返せと叫んでしまうほど興奮したのは今でも忘れません。
高価なSC処理で2倍前後に跳ね上がったTSCシリーズが
何をやってもこれ程の変化はしない!むしろ安いと思える程
音楽ファンの貴方に「 十 年 目 の 飛 躍 」を捧げます。
異次元の世界をどうぞご堪能下さい。
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