
しかし余りにも時間が掛かり過ぎてしまった・・・
フィリップスCD34の時代に始まり、気が付けば既に30年が経過しようとしている。
その当時、私はCDにどんな可能性を見い出していたのだろうか?
今思えば、それは計測器並みの安定再生だったと気付いた。
何度同じ曲を再生しても音が変わらない この極めて当り前の事が
心血を注いでいたアナログプレーヤーFINAL Partenon jrであっても音の変化する要素が多過ぎ
シビアな部品の選択や調整には基準として使えなかったのだ。
「ちなみに今でもこのADプレヤーを抜く製品は存在しないだろう」
音の良し悪しは別として、CDによる安定再生を得た私はハイスピードで様々な機器の開発にトライする事が出来る様になった。
基準を作る為のワンポイント録音に始まり、付帯音が殆ど存在しない銀線ケーブル 部品の癖を取り除くSC処理 振動による癖を取り除くVEB 電源ノイズからオーディオ機器を隔離するアモルファスコアトランス 時間のズレが発生しないディジタルアンプと数え上げれば切りがない。
しかし、CDからADプレーヤー以上の音が再現出来ると確信させてくれたのは・・・
やはりマスタークロックのジッター精度向上だった。
それからは、CDには我々に必要な音楽情報が入っていると信じ、常に改善を試みて来たが
やはり、今でなければここに到達出来なかったに違いない。
何故なら、このシステムの何か一つ欠けてもこの次元には到達しないからだ。
時間の芸術である音楽の大敵ジッターはあらゆるところで発生し、
それぞれを徹底的に退治しなければ人を感動させる音楽は再生出来ないのである。
我が音楽の師匠 井上博義は言う「楽器の表情がここ迄再現されれば全く言う事はない」と
ご自宅で生演奏を再現されたい貴方に、心を込めてお作り致します。
先ずはお気に入りのCDを持ってご来店下さい。
最後に、リファレンスシステムの完成に携わって戴いた全ての皆様に敬意を払い
心より感謝申し上げます。
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