アンフィオン・・・聴き慣れないメーカーだが、ヨーロッパでは音質が良い事で有名らしい。
SPECがドイツのショーでデモに使い、何と強豪を抑え良い音NO.1の評価を貰ったとの事!!
早速取り寄せ、どれ程のものか試聴してみた。
CD-PRO-T → MMDP/NS → X-PM7/NS → Amphion Argon7L
といったラインナップは、それまで鳴らしていたDYNAUDIO C4と入替えただけ。
全くの新品なので期待は出来ないから適当に・・・
ところが、音場の出方はC4より自然なのにビックリ!
やはりボイスコイルの位置が揃ったリニアフェイズの良さが出ている!
惜しまれながら廃番となったモダンショート パフォーマンス6の代わりとして導入を決定し、そのまま24時間音出しのエージングに入った。
120時間位で大分落ち着いてきたが、まだ高音に少し歪感があり、600時間でその癖も完全に取れた。
さて内部をチェックして良い音の秘密を探ってみよう。
何てことはない外観に反して、内部は複雑な構造となっておりバスレフダクトが補強を兼ねてガッチリ固定されている。
ウーハーは特に大したものではないが、ツイーターのホーンがエンクロージャーと一体になっており、ドライバーユニットは裏から2本の蝶ネジでガッチリ固定されている。
ネットワークは空芯コイルとフイルムコンデンサーで構成されており、長年使っても劣化の心配は殆ど無い。
ユニットが直列となったC4とは違い、完全なバーチカルツィンだ!
しかも各ウーハーにそれぞれ独立したハイカットフィルターとなっており、
2個のウーハーが影響しにくいDENTEC流の回路構成となっている。
ただ、各ユニットに取付けられたパンチングメタルは音に影響しており、
音質を重視するなら、ユニットを外す為には取り外すしかない構造だけは何とかして欲しいものだ!
チューニングを開始したので仕上がりにご期待戴きたい。
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