藤本の辛口コラム
2006年12月7日「CDで十分」その1

今年の暮れは、商売を始めて28年の中で一番大きな変化が訪れた。
まず一番に上げるべきはDEXA TechnologiesのD-Clockだろう。

DEXA TechnologiesのD-Clock

これは従来のマスタークロックLC-Audio XO3やAUDIO.COM SuperClock3等の欠点である実装状態のジッターを、パルストランスを用いて根本的に解決した製品である。
これでやっと、音を気にせず音楽を純粋に楽しめる様になり、送り出し側(トランスポート)の問題はほぼ無くなった。

D-Clockを搭載すると何が違うのか?であるが、端的に言えば時間情報のズレが殆どなくなり、立ち上がりが恐ろしく早くなる。
結果的に非常に柔らかく、輪郭のハッキリした音がいとも簡単に再現され、度肝を抜かれた。

次に登場したのが、SoulNoteのD/Aコンバーター dc1.0だ。

SoulNote dc-1.0

SoulNoteは、マランツのエンジニアである鈴木氏が移籍して立ち上げたブランドであるが、これが物凄い!
従来のD/Aコンバーターは、トランスポートから送られてきた44.1KHZの信号に同期して動作していたが、その同期回路でジッターを発生していた。
しかし、dc1.0は内部にマスタークロックを内蔵しており、トランスポートと同期する事なく動作する。
その自然な鳴りっぷりと音場の再現性は、世の高級D/Aコンバーターを寄せ付けない実力である事は間違いない。

では、ノーマルでそれ程の実力を持つdc1.0のマスタークロックをD-Clockに交換したらどうなるのか?
誰しもが興味を持つところだが、早速検証してみた。

その結果、手を加えてまだ2日しか経っていないにも関わらず、情報量が格段に増え、まるでライブの現場に居る様な鳴りっぷりとなった。
とてもステレオが鳴っている音とは思えない。
それは部屋の外でもハッキリ判り、まるで中でライブをやっているのでは?と錯覚する程生々しいのである。

世の高級機はワードシンクジェネレーターを外付けし、ジッターの問題を解決しているかに見えるが、実際はトランスポート D/Aコンバーター共に同期回路を内蔵しており、根本的な解決となっていない事はdc1.0の出現によって明らかとなった。

しかし、凄い事になったものだ。
世間では、何やらアナログブームとなっており、CDに見切りを付けて今更ADプレーヤーに投資をする人が増えているらしい。
別に反対する積りもないが、その人達がこの音を聴いたら果たしてどう思うだろうか?

私は、D-Clockとdc1.0の出現により、CDがADプレーヤーでは到底追い付けないレベルへ達したと思っている。




2007年1月5日「CDで十分」その2

それではD-Clock搭載CDプレーヤーにSoulNote dc-1.0を接続した音を具体的に説明しよう。

まず、一番に上げるべきは長年聴いてきたソフトにも必ず新発見がある事だ。

例えば音色の正確さであるが、特に打楽器の再現性は凄い!
それまで手拍子だと思っていたのがカスタネットだったと解り、その木質感が容易に認識できる様になる。
弦楽器では、弦を擦る一音ごとに胴が響いているのが解り、体の動きや気配までもリアルに認識できて気持ち悪い程だ。

また、演奏者の感情移入が手に取る様に解るのも凄い。
ポイントだけ聴いていたあのCDは?と鳴らしてみたら、ああ、この人はこんな表現をしていたんだ・・・ こんなに上手かったのか・・・ と時間が経つのを忘れて聴き込み、そしていつの間にか寝てしまう。
我に返った時、爽快感で頭がスッキリしている・・・ この感覚は良いライブを聴いた時以外には無かった事である。

耳から入ってきた情報に対して、脳でイマジネーションを働かせ聴いていたものが、
そのままダイレクトに伝わってくるのであるから、それは紛れも無く現場の音以外の何物でもない。

D-Clock+dc1.0は時空を超えられるタイムマシーンであり、聴き手をライブの現場へとタイムスリップさせてくれるのである。
オーディオは入り口から・・・ 音楽ファン達よ! まず有象無象の情報を断ち切り、何よりも先にD-Clock+dc1.0を体験されたし。


■おわり■




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