藤本の辛口コラム
その1 | その2


2006年9月28日「使いこなし」その1

長い間コラムを休んでしまった。

これと言った理由は無いのだが、公私共にバタバタしていて気持ちの余裕が無かったと言う事でご勘弁願いたい。

さて、今回は使いこなしというテーマだが、我がDENTEC製品にも当然使いこなしは必要だ。
いや、むしろ一般的な製品より遥かに癖が少ないだけに、使いこなしによって大幅に音質が変化すると言った方が良いだろう。

例えば、試聴貸出で音質を納得され、通信販売でDENTEC製品を導入して頂いた方が在ったとする。
そのお客様は得られた音質に十分に満足されているのだが、いざお伺いしてみると、これが殆どの場合まともな音では鳴っていないのだ。

何故、そんな事が起こるのか?だが、考えてみれば無理も無いのである。

その方は自分の経験の範疇で良し悪しを決めておられる訳だから、経験を遥かに超えた音楽再生など理解できる訳もない。

だから、経験値を少し超えた辺りで、凄く良くなったと満足されていても全く不思議はないのだ。

それでは、そのお客さんがどこかで異次元の再生音を体験されたとする。

途端にご自分の装置への要求が高くなり、体験された音へどうにか近付けようとされる訳だが、一般的には、ここで装置の買い替えを検討される方が殆どではないだろうか?
しかし、 そんな状況で販売店へ相談などしようものなら、その不満を装置のせいにして、正に鴨葱とばかりに買い替えを勧めるのが常だろう。
そして、買い換えた装置にも近い将来また不満が出てくるのである。
私がよく言う「お金に余裕のある方ほどろくな音を出していない」という図式は、こうやって現れるのだ。

では、どうすれば良いのか?だが、まず一番の近道は、ご自分の装置を最良の環境で鳴らした音を聴いてみるという事に尽きる。
多分、最良の環境を整えるのに掛かる費用にビックリされるであろうが、その金額は機器を全て買い換える程には至らない。
いや、例えオーバーしたとしても、その変化が機器の買い替えでは得られないものである事を、一度体験してみるべきなのだ。

つまり、その時点では、いくら掛かるのか?など心配する必要は全く無いのである。
自分が満足するのに、装置には問題なかったという事さえ体験していれば、まず他の機器には目が行かなくなるのは間違いない。
そして貴方は、売り手の都合による「買い替えの連続」という悪循環から解き放たれるのだ。


2006年10月6日「使いこなし」その2

それでは、何故送り付けただけでは真価が発揮されないのか?を、振動処理の決定版VEBで説明させて戴く事とする。



まず、職務の怠慢からDENTEC製品には説明書というものが殆んど付いていない。
単純に機器の下へ置くだけで、VEBは従来にない効果を発揮する。
しかし、ASC会長である山本紘市氏によれば、それでは使いこなしとしては何と0点だと言われるのだ。
以下、会長の了解を得て会員制掲示板より抜粋して記載させて戴く。

貴方はVEBをセッティングした時どのようになさいましたか?
VEBをバランス良く3ヶ所に置き、機材をセッティングした後、手でもう一度バランスを整え水平にセッティングした方・・・。
貴方の使いこなしは残念ながら0点です! 20cm位の柄のついた木槌をご用意ください。
まず、VEBを1つ1つ取り出し、高さ5cm、10cmの横から木槌で軽く叩いて中に入っている五色石の状態を馴染ませてください。
決して布などを当てて叩かないでください。それより傷が付かない位弱い力で叩いて
ください。石の位置を移動させることが目的ではなく
その位置で馴染ませることが目的ですので、強く叩くことの方が問題です。1つに対して10回も叩けばOKです。
その後ネジを締め直し遊び(ゆるみ)が無いようにして、セッティングをそっと元に戻してください。
さあ、これで音を聴いてみましょう・・・。  如何ですか!?  これを(1)として聴こえた音をメモしておいてください。

さて、(1)の使いこなしで如何でしたでしょうか。1つ1つやりましょうね。

実はこの(1)の使いこなしで20点位ですね。 まだまだ使いこなしとは言えません。
 −−−常識レベルです。

(2)では次に、置いたVEBの横から軽く叩いてみてください。10kg以下のプレーヤーなどは簡単にVEBが動くでしょう。
これが問題です・・・。 音の変化を聴いていながら軽く叩き続けてください。 次第に手に伝わる反発が強くなり、音が高く芯が入ったようなものに変化しませんか!?
もし、最適と思った位置がバランス的に良くない位置であれば、再度逆の方向に叩き続けてください。 そして同じようになった場所で叩くのをやめてください。
3点ともやりましょう。 そして再度1つ目に戻って2つ目3つ目とやり直してベストポジション見出してください。
これで音を聴いて、(2)としてメモをしておいてください。

それでは、(3)としてプレーヤーのみならず、アンプもスピーカーも全てやってみてください。
相当変化した筈です!

全てやり終えたものを(3)としてメモしておいてくださいね。

(3)までで相当変化しましたでしょう・・・。 どの位の使いこなしかって? う〜ん90点位でしょうか。

(4)ここからは奥義に入ります。
貴方がVEBをセッティングされておられる台もしくは床を叩くのです。 これは真空管アンプなどは電源を切って30分位して行ってください。
叩き方にもコツがあります。 まず、絨毯等柔らかいものは除いてください。
床を直接叩く時も台を叩く時も布などやわらかいものを当てて叩いたのでは効果がありません。
叩いても大丈夫な板等を敷いてその板を叩いてください。どれ位の力かと言えば結構木槌を振り落とす位の強い力です。
VEBのそばを1ヶ所につき5〜10回位が基本です。もし叩くことで全体がグラグラすることがあればそれが問題です。

(1)以前に戻ってグラグラしないセッティングにし直して(1)からやり直してください。
 これで、限りなく100点に近づきます。
全工程をした後、1週間位してご報告をくださいね。 朗報をお待ちしています。

さて、そろそろ最後になります。 ってまだあったのという世界ですが・・・。

VEBが1つ必要です。デンに頼んで1つお借りしましょう。効果が無いのに買う必要はありません。借りればいいのです! で、返せなくなったら買ってください。

何をやるのかと言えば、天板に1つ上下をひっくり返して置くのです。弱い天板であれば6−5を1個、真ん中が良いケースが多いですね。 色々移動し試してみてください。
なおこれも(1)を施したものをひっくり返して置いてくださいね。
スピーカーだけはコンパクトスピーカーで無い限り10−5が良いようですが、トールボーイタイプやフロアータイプは10−10の方が良い場合もあるでしょう。
これらは試してみなければ一概には言えませんので借りて試すことを再度お勧め致します。
私の感触では、キャビネットの高さが1m位長ければ、VEBも長い10−10の方が良いような気が致します。


といった具合である。
現に、静岡支部の支部長は、自宅の装置へ会長が目の前で行った使いこなしで、腰を抜かす程ぶったまげたと聞く。
この様な使いこなしは、凄耳の会長だからこそ考え付き実行できるところが大きいが、掲示板に入ればそんな情報が満載なのである。
DENTEC製品をお使い戴いている方にはパスワードを発行させて戴くので、是非覗いてみられる事をお薦めする。

●つづく●


 


 

戻 る | H O M E


 

den@soundden.com:mail
TEL:082-233-7777 FAX:082-234-2520

Sound Den