ユーザーも含め、メーカーや販売店が音質の善し悪しを判断しているのは、大半が市販ソフトです。

しかし、現場の状態や録音状況がわからないソフトでは、良い音質かどうかの判断はできたとしても、それが「正しい音質」であるかどうかは、現場に居合わせた者にしかわからないはずです。
そこで当社は、正しい音質の基準作りに取り組みました。
まず、現在の録音状況をピュアオーディオに置き換えてチェックしてみると、様々な問題点が浮かび上がってきます。
特にマイクケーブルの質と長さは、ピュアオーディオでは考えられない状況ですし、ミキシングアンプの質に至っては、世界トップレベルの製品であっても、外観にそぐわず、安物のプリアンプ並みの要領なのであります。
「市販の物は使えない」と判断し、まずマイクの制作に取り掛かりました。

KGのマイクユニット2個を、銀線基板のマイクアンプでラインレベルまで増幅し、直接CDRへ入力してダイレクトに録音する。
世界―シンプルで信号経路の短い、ワンポイントステレオ録音システムが完成したのが1993年です。

以来、プロ、アマを含め、録音したCDRは20枚に至り、そのCDRは音質の良さはもちろん、楽器の位置関係、現場の空気感までも正確に記録していたのであります。
しかし、それよりももっと大切なことは、私たちが録音現場に居合わせ、現場の状況を体験し、全く小細工をせずに、録音したという事実です。

このソフトを聴けば、我々は装置のもつ微少な癖も容易に判断できるようになり、チューニングやオリジナル製品の開発に役立てることで、非常に自然で癖の少ない装置の開発に成功したのであります。
あなたの装置では、聴き辛いソフトが何枚ありますか?癖の強い装置ほど聴き辛いソフトが増え、何を聴いても同じパターンの鳴り方となってしまいます。
当社の装置では、特に録音の良くない物でも、ちゃんと音楽が楽しめ、ジャンルも全く関係ありませんし、鳴り方もソフトによって千差万別。同じスピーカーが鳴っているとは思えないほど、多彩です。
*上の写真は(通称ミッキーマウス)お茶目な形のオリジナルワンポイントマイクとチューニング済MARANTZ CDR1です。

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