2012年1月12日更新
●広島県 Y様
サウンドデン 藤本社長
毎々お世話になります,Yです。
先般修理して頂いたMICITOSH MC30へのARIZONA CAPACITORS取付の感想ですが,フィルムコンデンサーなどと比べてエージングに時間が係ります。
SPRAGUE BB,WEST CUP バイタミンQなどと比較しても時間を要しています。
今までの経験上,エージングに時間が係る場合 吉か凶がどちらかで,今回は大吉でした。
まず,良質な真空管を挿した場合の変化の度合いが大きいです。
今までは,良質な物を挿してもそれを内部のコンデンサー等が音質を落としていたのかも知れません。
6L6G,5U4,12AX7,12AU7,12BH7何れを変えても大きくはっきり変化が出ております。
重要な音質ですが,S/Nは大幅に上昇 重芯が低くかつ 図太い音 空間表現力が高い HIの伸びが,WE143,124,86,91などにMC30が変化したかのような豊かさがあります。
特に,アナログ再生に魅力があり,プレーヤーの実力を存分に引き出しています。
当方宅のおじいさんスピーカーJENSEN IMPERIALがびっくりしているかも知れません。
過去のペーパーオイルコンとの比較ですが,BBと比較すると輪郭などはっきりしており,WEST CUPに近い物の気がします。
但し,WEST CUPより遥かにS/ Nが良いです。
バイタミンQとですが,ヴィンテージサウンドが好きな方は,ヴァイタミンQ CDも聞かれる方は,ARIZONA CAPACITORSが良いのではと思います。
何れにしても,数十年前のデットストック品を無理に使わなくて良いとの結論に達しました。
別に昔の,ヴィンテージ真空管アンプに限定せずに,使える物にはどんどん使って頂いても良いのではと感じます。
PS,コンデンサー容量の大きい物10μF以上の物も出て来るともっと幅が広がるのではと感じます。
今だエージング中のため,感想が遅くなりすいませんでした。